調理や洗い物などさまざまな作業をするキッチン。「狭くて暗い」「収納が少ない」「設備が古くて使いにくい」「動線が悪くて効率的に動けない」などの不満は多いはずです。キッチンのリフォームでは、設備を交換する手軽なものから、独立型をオープンタイプにするなどレイアウト変更も含むものまで、さまざまなプランで悩みや不満を解消できます。最近は、省エネ性に優れた設備や、家事がラクになるプランなど選択肢も多いです。自分にとって使いやすいキッチンをイメージすることから始めませんか。
まずはキッチンの配置やスタイルを知っておくことです。キッチンの種類には、まず、システムキッチンと、オーダーで造作する方法があることを知っておきましょう。最近のシステムキッチンは、既製品とはいえ、選べるキャビネットや天板(てんばん)の素材、設備機器のバリエーションが豊富で、広く利用されています。多くのメーカーから商品が出ているので、カタログなどで事前に情報収集オススメします。
次に、キッチンからダイニング空間をどうつなげていくかを考えます。間取りやレイアウトは以下のような多様なパターンがあり、それぞれ特徴をもつ。選ぶポイントは、キッチン空間にあてることのできる広さと、キッチンに立つ人がどのように作業をしたいのか、複数で作業を行うことがあるのかなど使い方次第です。
デザイン性も大切ですが、同時に、いかに使い勝手をよくするかを考えないといけません。以下の3つがポイントに。「動線」は、キッチンワークはもとより、ほかの家事のしやすさが重要です。出し入れのしやすい「収納」は、作業のスピードアップにつながり、そして最新の「設備」を取り入れることで、より料理をおいしく仕上げ、作業の負担を軽減出来ます。
最近は魅力的な設備が増えています。片づけの手間を省く食器洗い乾燥機、電気を熱源とする高火力なIHクッキングヒーター、調理に便利な機能がついたガスコンロ、手入れのしやすいレンジフードなどがあり、特徴をよく知って本当にわが家に必要な機能かをよく考えて選びましょう。なお、IHクッキングヒーターの場合、電気容量を増やしたり、新たな回路の引き込みが必要な場合もあるので注意してください。